Medical support <chronic phase 慢性期>
<基本的な流れを説明いたします。>
◇急性症状がないかの判断(時間がたっているから慢性とは限りません)
・炎症や腫脹など急性期の症状がないか確認をいたします。
◇骨折や靱帯断裂など器質的損傷がないか確認(腫脹や痛みがなくても安心できません)
・器質的か機能的かの見極めは大切です。
◇どのタイミングで痛いかの確認を行い関係する組織を特定を試みます。
・慢性期の場合、複数の損傷や正常でも痛い場合なども多々あります。
◇フォームや動きとの連動性と関連性を検討します。
・アスリートの場合、日常生活に支障はなく競技での影響のみも多々あります。
◇「器質的・機能的」「連動性・関連性」等、情報を統合しアプローチを組み上げます。
・様々な情報を合わせないとアスリートの場合は解決できない事が多くあります。
◇治療効果と経過を観察しながら、常に微調整を行い取り組んでいきます。
・慢性疾患は違和感や特殊動作のみの痛みも多々あります。トライ&エラーで進みます。
◇リハビリと予防・強化
・患者様・選手が求めればリハビリ、再発予防の強化や調整も実施できます
どこに問題があるのか原因を探す
<同じ場所・同じ角度でも様々な組織があります。>
同じ痛みの場所でも何を痛めているのか原因は様々です。
上記は左肩関節ですが
A ⇒ は骨と赤・青は筋肉の付着する場所です。
B ⇒ 靱帯と関節包
C ⇒ 神経・動脈・静脈
D ⇒ 深い場所の筋肉と神経・動脈・静脈の合わさった図です。
E ⇒ 皮膚直下の浅い筋肉を合わせた図です。
主として上記になります。
この中で何が損傷を受けていて、どう言った事が起きているか?
慢性期の場合、急性期と違い見極めが難しい事が多くあります。
どういった事が原因で、どのようにすれば改善するかなどを診たてます。
選手・患者様の希望を聴き、どの程度でどの辺りまで可能かの診たてと計画
<慢性期と言っても慢性期と言えない肩の痛みです。>
「普通に肩をまわしても痛くないけどボールを投げる時に痛みが強くなってきます…」
これは慢性期と言っても慢性期と言えない例のひとつです。
身長や手脚が伸びる時に骨がどのように伸びるかご存知ですか?
木が伸びるように体は伸びるわけではありません。
骨が伸びる時には成長軟骨板(骨端線)と言われる場所から伸びます。
そこは読んで字のごとく軟骨のように、成人の骨に比べて柔らかい場所になります。
ですから、折り曲げるような力が加わると、弱い場所から亀裂が生じます。
今回で言えば食べ物のキノコの傘の部分と柄の部分に亀裂が生じたような形です。
成長軟骨板(骨端線)が閉鎖されると・・・
そうです身長は伸びないという事になります。
今回この画像の場所は腕の骨(上腕骨)肩関節のちょっと下辺りになります。
「肩が痛い」と言っても「肩の中、肩関節の中に原因があるわけではありません」
また、これは十分な骨折と言う症例となります。
いくつかの原因の例をあげると、「投げ込みすぎ」「負担の高いフォーム」などが多くあります。
画像のようにボールを持つ位置が体の中心から離れれば離れるほど肩や腕にかかる負担は高くなります。
次に骨折がどのように治るかご存知でしょうか?
骨折はいつでも、いつまででも治るタイミングがあるわけではありません。
骨折は新鮮なうち、骨が出血しているようなタイミングでないと治癒過程が起こりません
出血状態が治まり、炎症も治まってしまうと「ヒビ」や「骨折」部は折れたままです。
いつものことだから・・・
時間がたてば治る・・・
もちろん治る状態は多くあります。
治らない場合の方が「稀」なことかもしれません。
しかし、そうしたことにならないように、適切な処置を行う事が早期復帰・完全復帰につながるのではないでしょうか?
「腰部(分離症)」や「膝部(オスグット・シュラッター病)」「足部(フライバーグ病」「かかと部(シーヴァー病)」などありますので注意してください。
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