Athlete support <Balance>
基本的な考え方として、選手に対してトータル的なバランスを整えるというサポートを前提に考えております。
その中でのBalance部分、主に技術と深くリンクする「運動技能と運動能力」へのアプローチを行います。
この部分に関しては技術的な要素を「運動体力」以上に理解をする必要がありますので動画などの画像の提供が不可欠となります。
まずは、これを理解していただきたい!
わかりやすく図にしてみました。
「運動能力」=「運動技能」+「運動体力」となります。
ここでは「運動技能」の能力を中心に高める事と、「運動技能」から「運動能力」にスムーズにつながるようなトレーニング内容を提供できるように取り組んでおります。
また「運動技能」の強化習得には前段階として「運動技術」への取り組みが不可欠です。
この「運動技術」に関しては私自身も選手と情報を共有し共通認識として取り組んでいく必要性が出てきます。
そのため、この部分への取り組みには時間と計画性が必要となります。
では「運動技能」と「運動技術」の違いを簡単に説明いたします。
「運動技術」=「わかる」
「運動技能」=「できる」 となります。
では段階としては「運動技術」として「頭で理解」し「運動技能」として「身体で表現」すると言う流れが理解しやすいのではないでしょうか?
私の持論としては、
「頭でできる事」は「身体で表現できる」
「頭でできない」のに「身体で表現できるわけがない」となります。
そのため、選手やダンサーが「どのような完成形」をイメージしているのかを私自身がイメージできなければ、必要なメニューを組む事はできません。
運動技能の基本構成について
「運動技能」が向上するという事は、より「速く」より「正確」に目的の動きができるという事になります。
その結果「運動パフォーマンス」が向上するという事は理解できますね
「フォーム」は競技での効率的動作、ロスのない動き、理に適った動きにつながります。
少ないエネルギーで目的の動作を完了することができる、結果的に無駄なエネルギー消費の軽減にもつながります。
「安定性」はパフォーマンス変数が小さくなり安定につながります。
同じ目的の動作をした時の「ムラ」「変動の波」が少なくなり、成功率が高くなることにつながります。
このように「運動技能」として競技レベルを向上させていくためには大きく分けて「4つの」カテゴリーを強化していく必要性があります。
ただ、「運動技能」の向上のためには「運動体力」が伴わなければならないという事を十分に理解することを忘れないでください。
「運動体力」と「運動技能」のバランス
「運動能力」=「運動体力」+「運動技能」なります。
「運動技能」について「運動技術」と言う大切な部分は先ほど簡単に説明いたしました。
次は競技種目により「運動体力」と「運動技能」のバランスは異なる事を説明します。
もちろん競技種目だけではなく個々によっても大きく異る事も理解してください。
「ウエイトリフティング」や「ラグビーのスクラム」・「マラソン」に対して「ゴルフのパット」や「フィギュアスケート」・「モータースポーツ」など比較すると違いがイメージしやすいのではないでしょうか?
また、「フィギュアスケート」や「クラッシックバレエ」等、同じ種目の中でも選手やダンサーによっては、持ち味が違う事も理解できるのではないでしょうか?
「パワー」は筋肉の出力が主となります。そして筋肉は重量があります。
「パワー」を上げたからといって「スピード」・「瞬発力」は別の要素となります。
説明したように「運動技能」を習得強化には「運動技術」の習得が不可欠と考えます。
次に選手・ダンサーが思い描く「動作・表現」に対して「運動体力」が伴っているかを考えてみてください。
「運動体力」が不足していると「運動体力」の方が優先順位が上の方が良いでしょう。
習得強化したい「動作」「表現」に対して「運動体力」が達しているのであれば、次に先ほどの4項目「スピード」「正確さ」「フォーム」「安定性」の何に対して取り組むことがより効率的で効果的かを考えます。
そう言った中で、選手・ダンサーが思い描く「動作」「表現」の習得・強化につながるメニューを組み上げていくこととなります。
不用意に自己流のトレーニングで身に着けた筋肉が「マイナス的な重り」・「パフォーマンスの低下」につながる事も十分あります。
表現・採点競技で「1㎏」落ちると「高さ」「精度」が変わるのではないでしょうか?
しかし、「アメリカンフットボール」や「サッカー」・「テニス」では「重さ」は「安定感」に直結する要素となります。
そう言った事を考えると「運動技能」がとても難しく、とても調整が大切な分野という事が理解していただけるのではないでしょうか。
成長期は大切な時期
成長期のアスリートは大人と違う考え方をする必要があります。
大人の内容を「少ない回数」で、重さを「軽く」と言う安易な考えでは良い結果、最良の結果にはつながらないと考えてください。
このグラフは「20歳を100%」と考え、それぞれの発達の成熟度を示しております。
それぞれの成長スピードは当然違います。
この「運動技能」の部分で特に大切なことを言えば、「神経系の発達」になります。
「神経系」は高学年~中学生の頃には成人と同じ成熟になってしまうという事です。
わかりやすく言えば、「神経系の発達段階」で神経系のトレーニングができる時期は中学生の時期までという事になります。
この時期を逃すと「神経系」の習得方法は成長期とは違う形になります。
発達段階における神経系の刺激に対する習得イメージは「ダイレクトに習得」すると言うイメージになりますが、成熟した神経系の習得イメージは「組み合わせて習得」すると言うイメージになります。
ダイレクトは文字通りの「ダイレクト」=「直結」、要は「C」の動作を「C」として習得するという事です。
組み合わせの習得は、Aの動作とBの動作を組み合わせて目的「C]の動作を習得すると言う事 A+B=「C」と言うイメージになります。
このように一部ではありますが成長期についての説明になりますが、アスリートとして高いレベルを目指すのであれば「効率的」で「効果的」、そして「ケガ」につながりにくい「予防」と言う事も考え取り組むことが良いのではないでしょうか?
また、「筋・骨格」の発達時期でない時に「筋肥大」や「筋出力」強化のトレーニングを行っても非効率で効果は発達時期に比べると格段に落ちると考えてもらえば良いです。
「神経系」もまだまだ奥は深いですが、他系統も含めて、この辺りにしておきます。
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